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まゆみのこと〜出会い〜

まさか、身近にこんな家族が居るとは思わなかったお話。


まゆみには両親と姉妹が3人いた。
出会ったのは、自分が住んでいた町から少し離れた小さな町の団地の一室だった。そこには、私のかつて親友と呼んでいた女の彼氏が住んでおり、彼氏の父親に会いに来ていたのが、私と同い年の15歳のまゆみ。

夏の暑さで窓の向こうが歪んで見える日だった。狭い団地の襖一枚向こうは、65歳になるその家の主がいたが、まゆみはその部屋から汗をうっすらかき、髪を乱して這い出てきた。にこっと私に笑いかけながらお互いの名前を言い、今から遊ぶことになった。
昼をとっくに過ぎていたが私たちはごはんを食べていなかった。私は親友と親友の彼氏がいちゃつくのをまじまじと見て「帰る」とだけ言い残し、まゆみと団地を出た。駐輪場には暴走族らしき改造したピンクの水玉模様のバイクが停めてあった。

自転車にうまく乗る事のできない私を後ろに乗せて、まゆみは言った。
「うちにこない?」

まゆみが自宅に誘ってくれたことで、何となく安心感を覚えた。15歳、まだ子どもの延長線上にいた私は同性の友達の家に遊びに行くことで、さっきまでの狭い団地での親友のみだらな場面を頭の中から消そうとしていた。

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